課税方式を知る

課税方式は総合課税

 

ソファーわが国の所得税や住民税では、各種の所得金額を合計した上で納付すべき税額を計算する「総合課税」とよばれる方式が原則になっています。
サラリーマンが会社から受ける給料・ボーナスなどの「給与所得」、会社や商店を経営する人の事業から生じた「事業所得」、土地や建物の貸付けによる「不動産所得」などの主要な所得は基本的にこの方式により合算されます。このほかにも、有価証券の配当金などの「配当所得」、生命保険の一時金などの「一時所得」、作家以外の人の原稿料などの「雑所得」、物を譲渡した時の「譲渡所得」などが該当します。ただし、こうした所得区分に属するものであっても、一部に該当しないものもあります。
以上に掲げた所得を一定の方法により合計したものを「総所得金額」とよび、ここから「所得控除」として法律上特に認められた金額を差し引いた上で、その残額に対して税率を乗じて納付すべき税額を計算します。
これに対して、ほかの所得とは合計せずに、それぞれの所得ごとに別々に計算するものもあり、これらを「分離課税」とよんでいます。
「譲渡所得」のうちマイホームを売り渡した場合の所得など、そのままでは税額が過大になってしまうような所得については、この「分離課税」の方式がとられていることがあります。
なお、上記のどちらの方式で計算すべきかは、納税者が選択するのではなく、原則として法律によりそれぞれ決まっています。